2008.11.18
The Grey / Saosin (2008)
エモ/スクリーモで引き合いに出されることがかなり多いSaosinの4作目。EPとしては3作目。個人的に前作のセルフタイトルアルバムはかなり気に入っており、その年のベストにも選んだ身としては期待しすぎたこともあろうが、それにしても本作はあまりにも中途半端。何だろうな、前回のアルバムの燃えカスをもう一度燃やそうとしてるかのようなやっつけ仕事な感触は。今更前作のアウトテイク集を出すとは思えないので新作のお披露目EPなのだろうが、とてもじゃないが前作のように芯が通ったアルバムを送り出してきたバンドとは思えないほど、不完全燃焼さが際立っている。無理矢理な絶叫も余計なものでしかないし、曲の流れは総じてブツ切りのバラバラ、唯一耳惹かれたのがCome Closeのアコースティックバージョンしかないとか、もう擁護する気も起きない。ツアー中のみの販売というのはある意味正解とも言える。次は頼むよホント。
Rating : 2/10
2008.11.09
リハビリ一言レビュー第一弾
お久しぶりです。
前回のサマソニの感想から約3ヶ月弱、完全にブログ放置していましたが何とか戻って参りました。
その間聴いていた作品を感想短めにリハビリがてら挙げていこうと思います。
Versus / The Haunted
前作の迷走は何だったんだろうってぐらいの気合の入りよう。いや、前作でも気合は十分に感じられたんだけど、それがどうも空転気味ではあった。それが今作ではギャリギャリとしっかり地を捉えており、前作で機能しなかったストップ&ゴーの展開が生きてきているのが何よりも嬉しいところ。前作であーあと思ったけどまだまだ目の離せないバンドだなと思った。
Rating : 9/10
夢幻シンドローム / Unlimits
日本のメロコアバンドの1stアルバム。突っ走ってるんだけどずっと後ろ向きというのがいいね。歌詞もボク&キミ口調で若干痛さはあるけど、少年のように思い切り良く歌い上げるVoが良い味出しているように思う。ただ曲調が同じ感じなので次どうなるかなという不安はあるものの、今作は小気味良い曲が並んでいて凄く楽しめた。
Rating : 8/10
Lazarus Bird / Burst
今回はダメダメだなあ。前々作からこのバンドの作品を聴いているが、何が良かったって血反吐吐きながら暴れ回る後ろで熱を奪うような冷たい旋律が良かったのであって、それが前に出てきたら意味ないでしょうに。どこのバンドの真似してるのか知らんが尺ばっか長くなって肝心の激な部分の割合が減ってしまった。箱だけ立派で中身スカスカなお歳暮贈られてきたような気分。
Rating : 3/10
All hope is gone / Slipknot
前作はいろいろと頭使ったから今度は使わないで行こうぜ、ということで本当に中身カラッポの作品となってしまった感触。まそれなりに激しいけどだから?って感じでコレ聴いて素直に頭振ることは出来ないよなあ。
Rating : 5/10
夢幻郷 / 新興宗教楽団NoGoD
また夢幻か。#2、#8辺りの突撃するような曲は素直に格好いいと思いました。あとはそんなでもなかったかなあ。
Rating : 6/10
爪爪爪 / マキシマムザホルモン。
爪爪爪とFの両A面シングル。脂がのってるバンドだけあって勢いはやっぱいい。ただ無理に激しさを出そうとしている感じがして、もうちょっと緩衝材のようなところがあるといいなと思った。とはいえこの2曲だけでは判断できないんで結局アルバム待ちか。
Rating : 7/10
Lost in the Sound of Separation / Underoath
まだやってたんすか。前作と同じく聴き所がないアルバム。
Rating : 2/10
とりあえず思いついたとこ並べてみました。リハビリ第二弾があるかどうかはわかりません。
前回のサマソニの感想から約3ヶ月弱、完全にブログ放置していましたが何とか戻って参りました。
その間聴いていた作品を感想短めにリハビリがてら挙げていこうと思います。
Versus / The Haunted
前作の迷走は何だったんだろうってぐらいの気合の入りよう。いや、前作でも気合は十分に感じられたんだけど、それがどうも空転気味ではあった。それが今作ではギャリギャリとしっかり地を捉えており、前作で機能しなかったストップ&ゴーの展開が生きてきているのが何よりも嬉しいところ。前作であーあと思ったけどまだまだ目の離せないバンドだなと思った。
Rating : 9/10
夢幻シンドローム / Unlimits
日本のメロコアバンドの1stアルバム。突っ走ってるんだけどずっと後ろ向きというのがいいね。歌詞もボク&キミ口調で若干痛さはあるけど、少年のように思い切り良く歌い上げるVoが良い味出しているように思う。ただ曲調が同じ感じなので次どうなるかなという不安はあるものの、今作は小気味良い曲が並んでいて凄く楽しめた。
Rating : 8/10
Lazarus Bird / Burst
今回はダメダメだなあ。前々作からこのバンドの作品を聴いているが、何が良かったって血反吐吐きながら暴れ回る後ろで熱を奪うような冷たい旋律が良かったのであって、それが前に出てきたら意味ないでしょうに。どこのバンドの真似してるのか知らんが尺ばっか長くなって肝心の激な部分の割合が減ってしまった。箱だけ立派で中身スカスカなお歳暮贈られてきたような気分。
Rating : 3/10
All hope is gone / Slipknot
前作はいろいろと頭使ったから今度は使わないで行こうぜ、ということで本当に中身カラッポの作品となってしまった感触。まそれなりに激しいけどだから?って感じでコレ聴いて素直に頭振ることは出来ないよなあ。
Rating : 5/10
夢幻郷 / 新興宗教楽団NoGoD
また夢幻か。#2、#8辺りの突撃するような曲は素直に格好いいと思いました。あとはそんなでもなかったかなあ。
Rating : 6/10
爪爪爪 / マキシマムザホルモン。
爪爪爪とFの両A面シングル。脂がのってるバンドだけあって勢いはやっぱいい。ただ無理に激しさを出そうとしている感じがして、もうちょっと緩衝材のようなところがあるといいなと思った。とはいえこの2曲だけでは判断できないんで結局アルバム待ちか。
Rating : 7/10
Lost in the Sound of Separation / Underoath
まだやってたんすか。前作と同じく聴き所がないアルバム。
Rating : 2/10
とりあえず思いついたとこ並べてみました。リハビリ第二弾があるかどうかはわかりません。
2008.07.21
Make Some Noises / Krystal Meyers (2008)
アメリカはテネシー州のKrystal Meyersによる3rdアルバム。1stから比べてジャケット写真の劣化が著しい(今回のジャケットは何か鬼太郎みたい)のはとりあえず置いておくとして、サウンドスタイルも随分と変化したのが本作の特徴。1st、2ndは無駄に元気のいいポップロックであったのが、この3rdアルバムはデジタル色を強めてダンスミュージック化を図った作品といえる。"成長して大人になった彼女をご覧あれ"ってこちとらそんなの求めてねえんだよという内なる声を抑えつつ聴いてみると、確かにこれはこれで悪くはない。路線は変わってもどの曲も短い尺でサクっと聴けるところがらしいといえばらしいし、特にアタマ3曲は小気味良く聴けた。でも何か全体を通して無理してる気がして、そこが妙に引っかかる。もちろん無理してる感といっても痛々しいとかではなく、新しい路線もある程度堂に入ってるとは思うのだが、以前のようなロックっぽい曲が少し未練のように聴こえるところがそう思わせているのかもしれない。今後この路線を推し進めていくかどうかは知るべくもないが、やはり今回のアルバムはイマイチと言わざるを得ないか。
Rating : 5/10
2008.07.18
Quietly / Mouth Of The Architect (2008)
オハイオ州出身のスラッジコアバンド、Mouth of the Architectの3rdフルアルバム。前作"The Ties That Blind"で非常に興味深い怨念じみた世界観を披露したMouth of the Architect、メンバー脱退やら解散やらの危機を乗り越えての新作なのだがやっていることそのものはNeurosisやIsisに由来する、相も変わらず希望のきの字も無いスラッジコア。激しさ・重さという点では前作にはやや及ばないが、その分気色悪さが際立っており、前作が聞き手を地獄に引き擦り込むような感触とすれば、本作は地獄に行った奴等が生き返ってゆっくりと近寄ってくる感触といったところか。どちらにしても悪夢のようにのしかかる聴き応えで、前作より若干生々しくなった絶叫とも相まり、断末魔のごとく締めくくる#8までどっぷりと浸かることが出来るかと。ただそうした悪夢から目覚めるかような#7などは少し余計で、欲を出し過ぎかなと感じるところが無きにしも非ず。そうは言っても、歪んだ負の感情が湯気のように立ち上る#1、女性Voが纏わり付く#5など秀逸な曲も揃っており、甲高く歪んだギターと沼地に足を取られるようなリズムを、前作に惹かれた人も充分に楽しめると思う。逆に前作聴いてない人は、前作とセットでこの夏の夜のお供にグダグダと聴いてみてはどうであろうか。
Rating : 8/10
試聴はこちら。
2008.06.24
Fractures / Killing the Dream (2008)
カリフォルニア州出身のハードコアバンド、Killing the Dreamの3rdフルアルバム(通算4作目)。全12曲24分という一体どこのグラインドコアだよと言いたくなるような尺の短い作品ではあるが、その中には荒々しさ・怒涛の疾走・男の哀愁がギッチリと詰め込まれている。基本的には猪突系ハードコアなのだが、猪突のみに留まらない魅力も備えているように思う。そこらかしこに散りばめられているメロディアスなパートにしても、甘美さは微塵も無く歪んでおり、安酒をガブ飲みするかのように荒んでいてそこがまたたまらない。またデビュー当時に比べると押し引きの展開に長けてきたかなという感はあるが、小手先の展開の変化に捉われることもなく、結局最後はやはり力技で押し切ってくるところが実に格好良い。ただでさえ短いアルバムをさらに凝縮したかのような#3、最後のファック連発でああやっぱこいつらバカだと思わずに居られない#4あたりは本作のハイライトかと。さらに#8・#9辺りにおける、イントロから一転して畳み掛ける曲も堂に入っている。ラストはアルバムの中で4分と最長の曲なのだが、緩急と劇性を巧みに操り打ち貫く、終焉を飾るに相応しい曲であろう。本作はこのバンドの良い所をさらに強化してきた作品と言えるものであり、最近聴いた直情ハードコアの中では群を抜いて良かった。少し褒め過ぎかもしれないが、ハードコア好きな方ならば多少なりとも心か体が動くところがあると思うので、試しに一度聴いてみることをオススメする。
Rating : 9/10
試聴はこちら。



